英語が話せなくても外資系企業に転職する方法【誰でも転職できます】

本記事のテーマ

「英語ができないけど外資系企業で働きたい」「英語ができなくても転職しやすい会社は?」「外資系で働いた経験がないし、なんとなく怖いな」
こういった質問に答えます。

本記事の内容
  1. 英語が話せなくても問題なく外資で働ける理由
  2. 英語ができなくても転職しやすい業種・職種をまとめました
  3. 外資系で働くための3つの注意点

この記事を書いている私は、10年前に国内メーカーから外資に転職し、ずっと外資で働いています。現在はアジアエリアのブランドマネージャーをやっています。
こういった私が解説していきます。

① 英語が話せなくても問題なく外資で働ける理由

まず結論ですが、問題ありません。
なぜなら私自身も10年前に外資に転職したときは、まったく英語が話せないし、理解できませんでした。ちなみに、当時の私はTOEICすら受けていませんでした。

そうは言っても、「それは特別運が良かっただけじゃないのかな・・・」と思う方もいるかもしれません。

しかし、問題ありません。
外資系でも、日本法人の社員は大半が日本人なのでコミュニケーションは日本語です。英語が必要なのは本社と直接やり取りする仕事の人で、半数以上の社員は英語を使う機会がありません。
実際、今の私の会社では、英語が流暢な人は全体の20%くらいです。

なので繰り返しになりますが、英語ができなくても問題なく外資で働くことができます。

② 英語ができなくても転職しやすい職種をまとめました

その①:外資系メーカーの営業
外資系メーカーの営業の仕事も国内メーカーの営業と変わりません。お客さんと交渉して製品を購入する契約を取り付けます。

✓どんな人が向いているか?
営業職の経験者ならばっちりですが、意外と未経験でもなんとかなります。
営業=話し上手な人というイメージがありますが、実際には、トップセールスには落ち着いていて、聞き上手な人が多いです。

✓外資系メーカーの具体例
P&G、ユニリーバ、ネスレ、スリーエム、フィリップ、デュポン、ダウ、GEなど名の知れた大企業は皆、日本法人があります。
その中でも、おすすめするのはBtoBメーカーです。
とある転職サイトの検索結果から例を挙げると、デュポン、ダウ、BASF、FMC、NexgenNutrition、マクダーミッド、ショットなどです。

メーカーのビジネスモデルには、BtoCとBtoBがあります。

  • BtoC:最終消費者向けの製品を販売します。お客さんは、卸と小売店です。
  • BtoB:材料や中間品を販売します。お客さんは、他のいろいろなメーカーです。消費者向けのメーカーよりも一般の人の認知度が低く、その分、競争率が低くなっています。

その②:外資系メーカーのマーケティング
マーケティングは戦略を考える仕事です。製品戦略、営業戦略、市場分析、プロモーションが主な仕事内容です。

✓どんな人が向いているか?
未経験者は厳しいです。国内メーカーで3年以上マーケティングをやっている人なら大丈夫です。営業職の人もアピール次第でなんとかなります。

✓外資系メーカーの具体例
その①の外資系メーカーの営業を同じです。やはりBtoBメーカーがねらい目です。

マーケティングの仕事

  • 製品戦略:数年間の売り上げ目標を設定したり、売り文句を考えます
  • 営業戦略:目標の売り上げを達成するために施策を考えます
  • 市場分析:市場データや競合のデータをを集めて、何かの傾向を見出して、戦略立案に利用します
  • プロモーション:宣伝活動、お客さんの囲い込み活動です

その③:バックオフィス(総務、財務、経理、人事)
営業・マーケティングの仕事を外交とするならば、バックオフィスは内政です。

✓どんな人が向いているか?
財務と人事は、未経験者には厳しいです。国内メーカーで3年以上経験がある人なら大丈夫です。一方で、総務は未経験者でも問題ありません。経理も几帳面な人ならなんとかなります。

✓会社の具体例
バックオフィスの仕事はどの業界でもあまり変わりありません。すなわち、最もつぶしが効きます。どの会社を選んでも大丈夫です。

バックオフィスの仕事

  • 総務:会社の物品の管理やイベントの企画など。いわゆる雑用全般が仕事です。
  • 財務:資金や予算を管理、資金調達、経費の調整など。専門職です。
  • 経理:経費精算や売掛・買掛の管理をします。正確さが求められます。
  • 人事:採用と人事評価をします。

③ 外資系企業で働くための3つの注意点

その①:転職時の給料交渉
採用が決まった後、契約書をつくります。その際に、人事と交渉で給料が決まる会社も少なくありません。その時、けっこう吹っ掛けてしまっても問題ありません。
転職の場合、募集している部署が主体になって採用を決めます。人事は所定の手続きをするだけです。だから人事に高給をふっかけても大丈夫です。できる限り満足できる年俸を勝ち取りましょう。

その②:福利厚生が最低限
組合がない会社が多く、本当に最低限の福利厚生しかありません。これはどうしようもないので納得するしかありません。その代わりに、給料は日本企業より高めです。

その③:退職金制度がない
退職金がない代わりに、給料が高めです。確定拠出年金を最大枠利用する、積み立てNISAをするなど、高い給料を投資に回して将来に備えましょう。

外資系企業でもやっている仕事は日本企業とほぼ同じです。転職には英語力が必須のイメージがありますが、意外にも英語が話せなくても働ける職種がたくさんあります。福利厚生や退職金制度に違いがありますが、その分、高い年収がもらえます。BtoBメーカーがねらい目なので転職の選択肢のひとつとして考えてみてください。

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